ウクレレの種類

当工房ではウクレレ製作も行っています。
製作するのは一般的にウクレレと呼ばれているハワイアンウクレレのタイプです。
もともとポルトガルの楽器がハワイに渡ってウクレレになったので、ハワイの材料であるコアを表、裏、横板に使うことが多いですが、本来使われていたスプルース系の表板はもちろん、マホガニー、メイプルなどで製作しても独特な音色になって面白いです。
ウクレレは、その大きさでソプラノ、コンサート、テナー、バリトンの種類があります。

一番なじみのあるソプラノウクレレですが、スケールは350mm程度です。プレイヤーの手の大きさで変えることもできます。
ウクレレ漫談のあのウクレレですね、小さくて弾きやすいです。
ソロ楽器としても使えますが、主にコード弾きでの演奏を楽しみたい方向けです。
もう少しハイポジションの音も使いたい方はソプラノウクレレのボディに長めのネックを取り付けたソプラノロングやコンサートウクレレをお勧めします。こちらですと少しスケールが大きくなるのでソロを弾くことが楽になります。
テナーウクレレやバリトンウクレレはかなり大きなボディとスケールになりますので、指の大きな方にも良いかと思いますが、音色がもはやウクレレっぽく無いように感じます。楽器の持つ適正テンションの関係から、バリトンの場合ギターの1弦から4弦と同じ調弦にすることもあります。

ウクレレは弦も少ないですし、小さく扱いやすい楽器ですので弦楽器を初めて弾く方にもおすすめです。
オプションでピックアップを取り付けてのアンプ出力や、スロテッドヘッド、アバロンのパーフリング、口輪なども作ります。
また上級者には、これからはスラックキーギターのように自分で好きな調弦にして演奏するのが流行るような気がします。

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オプションのスロテッドヘッドのコンサートタイプ(コア材)です。