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ぺぺ ロメロ

先日投稿したアンドレス・セゴビアはもう亡くなっているので生演奏は聴くことができませんが、ペペ・ロメロは現役で最高峰のギタリストの一人です。
ギター一家で生まれ父親に手ほどきを受けたそうで、クラシックだけでなくスペイン人独特の節回しがすばらしいです。
以前、東京文化会館でのリサイタルで聴いた、フランシスコ・タレガの名曲グラン・ホタは、その曲を弾くほかの誰とも違って独特な美しさを奏でていました。長い変奏曲ですが、始めから終わりまでさまざまな変化を楽しませてくれました。その中ではちょっとした編曲もしていたようでした。
聞いた話ですが、名器を含めたものすごい数のギターコレクションをしているそうです。
そのコレクションがあったからか、彼の子息の一人はギター製作の道にすすみ活躍してます。
録音も数多いのでそれらも楽しめますが、彼の真骨頂はライブにあると思います。

アンドレス セゴビア

クラシックギターを弾く人にとって一番名前の知られたギタリストはセゴビアといって間違いないでしょう。
もっぱら聴くほうだけという人に限ると、禁じられた遊び(ロマンス)を映画で奏でたナルシソ・イエペスや、ジョン・ウィリアムスのほうが録音を耳にする機会が多いかもしれませんが、好き嫌いは別としてギター音楽をクラシック音楽の一部にまで認めさせたのは間違いなくセゴビアです。
功績としては、セゴヴィアはレパートリーを増やすために積極的に他楽器の曲を編曲したり、同年代の作曲家にギター曲を作らせました。
そして残されたレコーディング音源を聴けはわかるように、テクニック、音楽性はいまだに他の追随を許しません。とくにその音楽性は本人の強力な個性同様、かなり個性的なものです。その音色や独特なルバートはセゴビアトーンと呼ばれ、少し前までは(今でもかもしれません)プロでさえ真似をして喜んでいる位でした。逆に言えば真似をしてでも出したい音色とも言えます。
20世紀の多くの巨匠同様、セゴビアも楽曲によってはその古典的とはいえない音楽の作り方を批判されることが多いです。しかしその点を差し引いてあまりある美しい演奏を残してくれました。若い音楽家やギタリストは謙虚にそのことをもっと評価するべきではないかと思います。
セゴヴィアが使用したギターは、サントス・エルナンデス、ヘルマン・ハウザーⅠ世、ホセ・ラミレスⅢ世、イグナシオ・フレタなどです。