640mmでのギター製作依頼が急遽650mmに変更になったことと、ヘッドのデザインが変更になったので若干設計を変更します。
具体的には補強材の種類を変えることと、きつめのヘッド角度を緩和させるためマシンヘッドの取り付け位置をより天神に移動させます。
補強材は当初より梁成をサイズアップすることにして、畦引き鋸と鑿でその部分を掘り込みます。
補強材を埋め込んで取り付けます。ネック材のねじれに負けないように、ここはエポキシを使って接着することが多いです。
変更になった天神のデザインをすっきりさせるように考えて、型をおこします。
同時にギターのヘッドフェイス用の薄板を作っておきます。
この部分のデザインは最近は一枚の板をそのまま貼ることが多いのですが、今回は中央に裏板中央と同じストライプを入れるよう依頼を受けました。
厚さを調整してエコノミーバイスなどで圧着接着します。
一晩経ってからクランプを外して整形していきます。
先に作っておいたヘッド型を使って整形していきます。
この後はクラシックギターのヘッド特有のスロットを開けていきます。