弦楽器に使われる木材は世界中でだいたい同じ種類のものを用います。
したがって人気があり絶対数が少ない木材は値段が高騰するのは当然です。
そこにまた資源の枯渇や環境破壊への観点から世界での流通のルールが決められております。
そのルールでは徐々に我々弦楽器製作家の使える材が減らされていってます。
今後の製作を考えると、したがってそこには二つの選択肢があると考えられます。
ひとつはお客様に事情を説明して値段を上げさせていただくこと。
もうひとつは、新しい材料を開拓することです。
これからはその二つのやり方を混ぜながら徐々に後者にシフトして製作することになりそうです。
新しい材料の探求、時間はかかると思いますがとてもチャレンジングで楽しみです。